2021年03月29日

令和2年中の救急出動件数等(速報値)

 3月26日、総務省消防庁が「令和2年中の救急出動件数等(速報値)」を公表しました。
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/sokuhouti.pdf
 令和2年(2020年)中の救急車による出動件数は593.4万件、搬送人員は529.4万人で、それぞれ前年に比べると1割以上減少しています。
 全国での救急出動件数や搬送人員が減少したのは2008年以来、12年ぶり。減少した理由としては、「新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う衛生意識の向上や不要不急の外出自粛といった国民の行動変容により、急病、交通事故及び一般負傷等の減少に繋がったこと」があげられています。
 一方、現場到着所要時間や病院収容所要時間については、救急現場における新型コロナウイルス感染症への対応などを背景に、前年よりも延びたそうです。

※余談ですが、東京消防庁では「出動」ではなく「出場」という言い方をします。したがって、論文試験の答案には「出場件数」などと書くとよいでしょう。この記事の本題とは関係ありませんが、念のため。
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2021年03月23日

救急業務のあり方に関する検討会 報告書

 3月19日、総務省消防庁が「令和2年度 救急業務のあり方に関する検討会 報告書」を公表しました。
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/210316_kyuuki_01.pdf
 報告書は「救急業務におけるメディカルコントロール体制のあり方 」「救急活動における ICT 技術導入」「蘇生ガイドライン改訂への対応」「♯7119の全国展開に向けた検討」「救急隊の感染防止対策 」「救急業務に関するフォローアップ」の6章から成っています。(上のPDFファイルの2ページ目に各章の概要あり。)
 「#7119」については詳しくご存じのみなさんも多いでしょう。残る項目のうち、「ICT 技術導入」「感染防止対策」などについては拾い読みしておくと面白いかもしれません。(報告書の全文を読むのはかなりたいへんですので……。)
 東京消防庁消防官T類採用試験では、2019(平成31)年1回目の論文試験でズバリ「救急車の適正利用」に関するテーマが出題されています。救急業務に関わる主要な論点、施策はいちおう押さえておきましょう。(細かい内容まで覚える必要はありませんが。)
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2021年03月22日

東京消防庁 WEB業務説明会

 東京消防庁の採用サイトに「WEB業務説明会」の動画がアップロードされました。
https://tfd-saiyo.jp/briefing/web.html
 都合がつかず、会場での業務説明会に参加できなかった方、ぜひご覧になってください。
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2021年03月20日

T類論文 練習用課題−1の答案例・解説について

 3月15日に提示しておいたT類論文対策の練習用課題−1(消防団関連)の答案例および解説を、予定通り「追加・訂正ブログ」にアップしておきました。アクセスできる方はぜひ一読してくださいね。

※「追加・訂正ブログ」のURL、ユーザー名、パスワードは「論文試験対策テキスト」(2021年受験版)の1ページ目下段に記載されています。(アクセスのさいにはユーザー名、パスワードの入力も求められますのでご注意ください。)
 「論文試験対策テキスト」については以下をご覧ください。
https://tokyoshobosiken.seesaa.net/article/480170884.html

※練習用課題−2は3月25日〜26日頃に出題する予定です。(課題−1とはまったく別のタイプのテーマ。)もうしばらくお待ちください。
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2021年03月14日

東京消防庁消防官T類 論文試験の練習用課題について

 東京消防庁T類・論文対策連続記事は(10)まででいったん終了しました。
 これから5月9日(日)の1次試験に向けて、論文の練習用課題(対策課題/予想課題)を提示したいと思います。「グラフ・資料読み取り系」では昨年に出した課題をそのまま流用するいっぽう、それ以外のタイプの課題については最新状況に合わせて新しく作ります。全体で3〜4課題を予定。
 このブログで練習用課題を提示し、数日後をめどに答案例・解説の記事を「追加・訂正ブログ」にアップしていくという流れでいきます。今日明日中にも第1回目の課題を提示するつもりですので、少々お待ちください。
posted by TP at 07:00| その他(更新情報など) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月13日

Questionの解答例・解説(論文試験対策)

※この記事は、以下の記事の「続き」です。
⇒ https://tokyoshobosiken.seesaa.net/article/480390856.html

◆(応急手当を学ぶ救命講習を受けたことがないと答えた人に対して)救命講習を受けない理由(複数回答可)
Question.
*この回答結果から読み取れる問題を2つ(以上)挙げよ。
*それぞれの問題について、どのような取組みが必要か?

<解説>
 まず、「講習をやっていることを知らなかった」という回答が64.3%もあることから、すぐに思い浮かぶ問題は「救命講習について知られていない/救命講習の認知度が低い」ことでしょう。この問題に対する取組としては、
・救命講習への参加を促す広報を強化する(具体的には、学校や公共施設、民間事業者の店舗などでの掲示、マスメディアやSNSの活用……など)
 という感じになります。
 それではもうひとつの問題は何でしょうか?
 多くの人が選んだ回答から考えるのが自然です。そこで、2番目に多かった「講習を受ける時間がない」(25.0%)に着目するなら、「時間(や日程)が合わなくて参加できない人が多い/参加しやすい時間帯に行われていない」といった問題を挙げることができます。この問題に対する取組は、
・講習を行う時間帯を多様化する
・実施回数や会場をもっと増やす
・参加時間を短縮する
・WEBでの受講を促す

  ……といった線が考えられるでしょう。
 もちろん、応急手当には実技講習が必要なので、WEB(オンライン)学習だけで完結させるのは難しいわけですが、WEB上で学習映像の視聴者を増やせば、結果的に実技講習への参加者も増えるだろうと思います。
 ちなみに、東京消防庁では事前に電子学習することで会場での参加時間を減らす「短縮救命講習/インターネット併用講習」が行われており、学校や事業所などでこのしくみが活用されてきました。現在は、個人でも短縮講習に参加できます。(会場は限られますが……。)
→ https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/kyuu-adv/tanshuku.html
 その他、「講習に行くのが面倒」(16.3%)という回答に着目し、「会場に出向く負担感が大きい」といった問題を挙げることもできるでしょうね。それに対する取組みも具体的に示しやすいと思います。

◆(応急手当を実施できないと答えた人に対して)応急手当をできない理由(複数回答可)
Question
*この回答結果から読み取れる課題を2つ(以上)挙げよ。
*それぞれの課題について、どのような取組みが必要か?

<解説>
 こちらも、選んだ人が多い項目から考えてみます。「自信がないから」「かえって悪化させることが心配だから」を選んだ人が多いことは、一通りの知識をもっていても、実際に行動するとなるとなかなか自信がもてない人が多いということを意味しています。したがって、課題を挙げるとすれば、「一定の知識をもつ人が現場で自信をもって手当できるようにすること」といった方向になるでしょうか。そのための取組としては、
・講習の内容をより実践的なものにする
・(すでに講習を受けた人に)再講習、ステップアップ講習の受講を促す

 ……といった線が考えられます。
 また、「何をしたらよいかわからないから」と回答した人は上位2つとは微妙に異なり、そもそも応急手当の知識、経験がまったくないわけでしょうね。したがって、これに着目するのなら課題は「応急手当の知識、経験をもつ人を増やすこと」=「講習参加者を増やすこと」でよいことになります。参加者を増やすための取組ならば、すでに先の項目でも挙げたように、広報の強化、時間帯や会場の多様化……といった線で十分です。
 一方、選んだ人の割合はそれほど多くないのですが「誤った応急手当をしたら責任を問われそうだから」(26.8%)「怖いから」(18.2%)「感染などが心配だから」(6.7%)といった回答も気になりますね。応急手当をする場合、自分自身がケガや感染をするかもしれない、あるいは手当した相手方から訴えられたりするかもしれない……という不安は当然、生じるでしょう。それらのリスクに対し、「安心して/不安なく」応急手当ができるようにすることも課題になります。
 もしこの点を取り上げて論述するのであれば、東京消防庁が2015年に創設した「バイスタンダー保険制度」をふまえておくべきでしょう。この保険制度はおもに、応急手当をした人自身がケガや感染をした場合、見舞金などを支給するという内容。ただし、それとは別に、応急手当をした人が傷病者やその家族から損害賠償請求をされたケースでも、法律相談のための見舞金を支給することになっています。
→ 参考:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-kouhouka/pdf/270903_2.pdf
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2021年03月09日

「消防に関する世論調査(令和2年)」の公表

 東京消防庁が「消防に関する世論調査(令和2年)」を公表しました。
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/yoron/yoronR02.html
 
 東京消防庁消防官1類採用試験では、これまでに3回(2017年1回目、2018年2回目、2019年1回目)、「消防に関する世論調査」のアンケ―ト結果(グラフ)を読み取って論述させる課題が出題されています。とくに気になる項目は「東京消防庁T類採用試験論文試験対策資料集」p.16〜にまとめていますので、お持ちの方は目を通してみてください。
⇒ https://tokyoshobosiken.seesaa.net/article/480170929.html

 今回は、2020年に新たに追加された質問項目から2つほど回答結果を挙げておきます。「資料(グラフ)から読み取る練習」になるように、Question(質問)もつけておきましたので、簡潔に答えてみてください。

◆(応急手当を学ぶ救命講習を受けたことがないと答えた人に対して)救命講習を受けない理由(複数回答可)
・講習をやっていることを知らなかった=64.3%
・講習を受ける時間がない=25.0%
・講習に行くのが面倒=16.3%
・新型コロナウイルス感染の恐れがあったため=5.8%
・講習を受ける必要性がない=2.0%
・講習を受けなくても、応急手当ができる=1.7%
・新型コロナウイルスにより講習が実施していなかったため=1.2%
・その他=10.5%

Question.
*この回答結果から読み取れる問題を2つ(以上)挙げよ。
*それぞれの問題について、どのような取組みが必要か?


◆(応急手当を実施できないと答えた人に対して)応急手当をできない理由(複数回答可)
・自信がないから=59.9%
・かえって悪化させることが心配だから=43.9%
・何をしたらよいかわからないから=42.0%
・誤った応急手当をしたら責任を問われそうだから=26.8%
・怖いから=18.2%
・感染などが心配だから=6.7%
・その他=6.5%

Question
*この回答結果から読み取れる課題を2つ(以上)挙げよ。
*それぞれの課題について、どのような取組みが必要か?


※Questionに対する簡単な解答例は、後日、改めてアップします。
posted by TP at 13:00| 論文試験対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月07日

東京消防庁 令和2年中の火災の概要

 3月4日、東京消防庁のHPで「令和2年中の火災の概要について」という資料が公表されました。
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/saigai/toukei/index.html
 (総務省消防庁による)全国の火災関連データについてはすでにご紹介しましたが、東京消防庁管内の最新データもぜひ見ておきましょう。

<東京消防庁管内の火災/令和3(2021)年>
・令和2(2020)年の火災件数は3694件。前年に比べ395件減。東京消防庁が消防事務の受託を開始した昭和35(1960)年以降で最少。
・令和2(2020)年の火災のうち、建物から出火した火災は2600件。そのうち約6割(1555件)が住宅火災。
・住宅火災の出火原因として最多なのは「ガステーブル(ガスこんろ)等」(384件)。以下、「たばこ」(204件)「放火」(144件)が続く。「ガステーブル(ガスこんろ)等」を出火原因とする火災が前年に比べ2割も増加。(新型コロナウイルス感染症の影響で自宅で過ごす時間が増えたため。)
・一方、飲食店火災は244件で前年の368人に対して大きく減少。(新型コロナウイルス感染症拡大に伴う休業や時短営業などが影響したと考えられる。)
・自殺を除く火災による死者(78 人)の7割以上が65歳以上の高齢者(58人)。とくに75歳以上の後期高齢者(42人)が非常に多く、全体の半数以上を占める。
・死者が出た火災の出火原因は「たばこ」(13人)が最多。「放火(疑い含む)」(10人)「電気ストーブ」(8人)がそれに続く。
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2021年03月05日

東京消防庁 令和3年度職員採用パンフレット

 東京消防庁の職員採用ページで、令和3年度職員採用パンフレットがダウンロードできるようになっていますが、みなさんはすでにご覧になりましたか。
https://tfd-saiyo.jp/request/
 パンフレットの8ページ〜20ページにかけて、ポンプ隊、特別救助隊、救急隊、予防係、防災安全係、指令室、ハイパーレスキュー……などさまざまな持ち場で働く職員の記事が掲載されています。もちろんメインは「仕事内容の紹介」なのですが、よく読むと「消防官(東京消防庁)を志望した動機」「仕事に求められるスキル、能力」についての言及も多く、面接試験対策の観点からもたいへん参考になると思います。この13ページ分は一通りすべて読んでみてくださいね。
 あとあと付箋をつけたりメモしたりできるように、パンフレットをプリントアウトするか、または紙の現物を入手することをおすすめします。
posted by TP at 19:00| その他(更新情報など) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする