2017年04月11日

平成28年「消防に関する世論調査」結果概要

 東京消防庁は昨年10月に実施した平成28年「消防に関する世論調査」の結果概要を公表しています。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/yoron/yoron2.html
 東京消防庁T類の論文試験では、以前「都民が東京消防庁に期待すること」といった課題が出されたこともあります。論文対策の一環としても、こうした調査結果に目を通しておくことは有益でしょう。ここではとくに注目したい集計結果をいくつか取り上げておきたいと思います。

★今後、東京消防庁にどのようなことに力を入れてほしいと思いますか。(複数回答)
・大地震など大規模災害における消火活動・救助活動能力の強化  81.8%
・あらゆる火災に迅速的確に対応できる精強な消防部隊の配備   65.2%
・集中豪雨などによる水災・土砂災害対応力の強化        59.4%
・放射性物質、生物剤、危険物及び毒物等の特殊災害対応力の強化 46.8%
・増大する救急需要に対応した救急活動体制の充実強化      42.7%
〜〜以下続く

※「大地震など大規模災害」への備えが断トツでトップ。首都直下地震への不安が非常に高まっていることがうかがえます。

★大きな地震が発生した場合〜〜ああたがお住まいの地域で、特に重要だと考える協力体制について〜〜選んでください。(複数回答)
・火災発生時の初期消火            68.1%
・高齢者や障害のある方に対する避難などの支援 51.5%
・倒壊建物などからの救出・救助        49.7%
・地震発生後の隣近所に対する安否確認     46.0%
・けがをした人に対する応急手当        40.7%
・火災や津波が発生した時の避難誘導      37.1%

★あなたが最近1年間で参加したことのある防火防災訓練や東京消防庁主催のイベント等はありますか。(複数回答)
・どれも体験・参加したことがない 56.8%           
・避難訓練            26.7%
・消火訓練            22.3%
・応急救護訓練(AEDの取扱い、心臓マッサージ等)18.3%
・身体防護訓練(起震車での地震体験等)4.5%
・防災講演会、座談会、シンポジウム等 4.0%
・救出・救護訓練          2.8%
・水災に関する訓練         1.6%

※6割近くの人がどれにも参加していないという現状にはやはり問題があるでしょう。

★(これらの訓練・イベントに)参加したことがない最も大きな理由は何ですか。
・訓練のあることを知らなかったから 38.1%
・訓練の時間帯が合わないから    25.4%

・過去に参加したことがある訓練と同じような内容だから 11.7%
・訓練に関心がないから        5.3%
〜〜以下続く

※「訓練に関心がない」「訓練がつまらない」といった回答よりも「訓練があることが知らない」「時間帯が合わない」という回答のほうが圧倒的に多い。つまり、もともと訓練に参加する気がない人よりも、機会があれば参加したいという人のほうが多いのです。ということは、実施時間や広報などをくふうすれば、もっと参加者を増やせそうですね。

★訓練やイベント等で、あなたが参加・体験したいものはどれですか。(複数回答)
・応急救護訓練(AEDの取扱い、心臓マッサージ等)46.4%
・消火訓練 44.3%

・身近にあるものから非常時に役立つものをつくるサバイバル訓練 37.6%
・煙の中を避難する訓練 37.2%
・地震の揺れの体験 28.4%
・避難器具(避難はしご等)を使った訓練 19.3%
〜〜以下続く

※応急救護訓練と消火訓練への関心が突出して高いことがわかります。

★緊急時に支援が必要な方を、地域ぐるみで災害から守るために、あなたがお住まいの地域に必要だと思う取組みを選んでください。(複数回答)
・支援が必要な方に関する情報を地域で共有する 75.5%
・支援が必要な方を定期的に見回る仕組みを地域でつくる 46.1%
・支援が必要な方を災害から守るための器具を地域で用意する 22.5%
・支援が必要な方と一緒に防火防災訓練を行う 19.3%
・支援が必要な方に関する講演を聞いたり、みんなで話し合って知識を深める 16.3%

 他にもさまざまな質問と回答がありますからぜひチェックしてみてください。
posted by TP at 07:00| 報道・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする