2018年02月17日

救急隊員が蘇生処置を中止するとき

 読売新聞社の調査によると、回復の見込みもない終末期の高齢者などが心肺停止に陥ったとき、救急隊員が始めた蘇生処置を家族の求めに応じて中止したという事例が全国20消防機関で少なくとも54件あったことが判明しました。急速な高齢化にともなって、こうした事例は今後、確実に増えていくでしょう。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180214-OYTET50005/
 すでに日本臨床救急医学会は昨年4月、本人の意思が確認できる書面と医師の指示があれば、救急隊員は蘇生処置を中止できるようにするという提言をまとめています。しかし、各消防機関の対応はまだまだ定まっていないのが現状。目の前の命を救うことを使命とする救急隊員にはなかなか割り切れない事態でしょうが、いずれにせよ現場の隊員や医療従事者だけに苦しい判断を押し付けるのはあまりに理不尽な話です。議論を尽くし、組織として一定の基準・ルールを作っていく努力が求められます。
posted by TP at 19:00| 報道・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする