2018年05月23日

東京消防庁消防官T類・平成30年1回目教養試験の講評

 東京消防庁消防官T類・平成30年1回目の教養試験(全45問/120分)についても簡単にふりかえってみます。
 昨年から分野別の問題数が従来とかなり変わってきていましたが、今回も大きな変更がありました。
 東京消防庁消防官T類の教養試験の特色としては、これまでずっと「数学や理科のウェイトが非常に大きい」ことが挙げられていました。しかし、今回は数学が5問→4問、理科が8問→6問に減らされました。(それでも他の自治体・職種に比べれば、まだ大きなウェイトを占めてはいますが……。)
 一方で、文章理解現代文は4問→5問、英語・英文は2問→3問と各1問増。時事問題も2問→3問に増やされ、言語的理解力や社会常識を重視する方針へ転換した様子がうかがえます。
 これをふまえ、今後のT類教養試験で留意しておきたいポイントをまとめておきたいと思います。

★15問出ている「一般知能(数的・判断・空間・資料)」でしっかり得点するのはもちろん絶対条件。(これまでと変わりなし。)とくに平成29年から5問に増やされた資料解釈でとりこぼさないよう、しっかり練習を積んでおくべきだ。資料解釈の問題数がこれほど多い教養試験はまれである。
★「数学」4問については、数学T(不等式・2次関数・三角比など)範囲で過去問によく出ているパターンの問題をまずは押さえる。数学T以外の範囲は後まわしでよいかも。
★ウェイトが下がったとはいえ、「理科」6問も逃げられない。理科が苦手な人は公式を覚えていれば解ける物理の計算系問題や生物の「人体関連」問題など、比較的対策しやすいところから固めるとよいかも。(化学の問題は未習の人には厳しいから。)
★一般知識の文系分野は配点ウェイトが小さいのでさほど気にしなくてよい。比較的出題数の多い「政治」(3問)だけは落とせないが、その他のジャンルは自分が得意な科目を選んで対策する、やまをかけて覚える……といった構え方でも十分。
★冒頭に出る文章理解・現代文の要旨把握問題(5問)はとくに難しいわけではないが、東消独自の出題のクセのようなものはある。実際の過去問で感じをつかんでおくべきだ。
★今回、英語・英文の問題数が増えた点もやや気がかり。外国人住民・外国人観光客が激増している現状などを考えると、これから教養試験で英語力を重視する傾向がさらに強まっていく可能性もある。これまでは英語は完全に捨てている人も多かっただろうが、今後は日ごろから英語の勉強を怠らないようにしておきたい。
posted by TP at 06:00| 教養試験対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする