2019年12月03日

東京消防庁 条件を満たせば蘇生中止を可能に

 12月2日付読売新聞・夕刊に「東京消防庁救急隊 蘇生中止可能に」という大きな記事が掲載されました。先月末より、他の報道各社もすでにこのニュースを取り上げています。
 東京消防庁は12月16日より、患者の事前の意思が明確な場合には心肺蘇生や搬送を中止できるという新たな運用を始めます。これまでは、終末期の患者が延命治療を望んでいなくても、動転した家族がいったん救急車を呼んでしまうと、救急隊としては心肺蘇生措置を行って病院に搬送するしかありませんでした。新たな運用では、患者本人が成人で心肺停止状態であること・事前に本人が医師や家族と話し合い、蘇生を行わないことで合意していること・現場で救急隊が「かかりつけ医」に連絡し、確認できること……などの条件をすべて満たせば蘇生処置を中止できるようにします。
 読売新聞によると、全国の約700の消防機関のうち、100の機関ですでに医師の指示など条件つきでの蘇生中止を認めているそうです。最大の消防機関である東京消防庁が新たな運用を始めたことは他の消防機関にも影響を及ぼすと見られ、今後の動向が注目されます。
posted by TP at 19:28| 報道・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする