2020年12月12日

東京消防庁T類採用試験 論文試験対策の練習用課題(解説)

※練習用課題は こちらの記事 で確認してください。以下は解説です。(解説を読む前に、ぜひ自分で時間をとって考えてみてください。)

「読み取り」の練習用課題―1
 冷静に眺めればいろいろなことを読み取れるはずです。
 たとえば、スマホの利用率やパソコンの利用率を年代ごとに追っていけば、
(1)スマホを利用する人の割合を見ると、高齢者は他の年代に比べて非常に低い。
(2)パソコンを利用する人の割合を見ると、19歳以下の若い年代では他の年代に比べて非常に低い。

 ……などと説明できるでしょう。
 また、スマホだけ、パソコンだけを見て説明するのではなく、スマホとパソコンの利用率の関係について述べることも可能ですね。
(3)若い世代ではスマホを利用する人の割合がパソコンを利用する人の割合よりも大きいが、高齢になると逆転し、パソコンを利用する人の割合のほうがスマホを利用する人の割合よりも大きくなる。
 他に何かないでしょうか?
 たとえば、携帯電話に着目すると、
(4)スマホではなく携帯電話を利用している人の割合は高齢になるにしたがって大きくなる。(80歳以上ではスマホの利用者よりも多い。)
 ……という点も指摘できますね。
 いかがでしょうか。2つ以上の傾向をはっきり別々に述べることができたでしょうか。
 それぞれについての行政の対応策・取組みについても、
(3)→若い世代にはスマホ利用者を想定した情報発信に重点を置き、高齢世代に対してはパソコン利用者を想定した情報発信に重点を置く
(4)→携帯電話しか利用しない高齢者が不利を被ることがないように配慮する/高齢者のスマホ利用を促進・支援する

 こうした方向でいろいろ考えてみることができます。

「読み取り」の練習用課題―2
 こちらもいくつか例を挙げておきます。
(1)「ソフトウェアを最新のものに更新する」と回答した人の割合は(男女ともに)70歳以上の高齢者で非常に低くなっている(40%未満)。
(2「ウイルス対策ソフトをインストールする」と回答した人の割合は、他の項目に比べても性別による差が非常に大きい。(男性が57%に対し女性は42%なので、15%もの開きがある。)
(3)「ソフトウェアを最新のものにインストールする」「ウイルス対策ソフトをインストールする」など、習慣化・自動化しやすい項目は行っている人の割合が高い(50%以上)が、「アプリの利用条件を必ず確認し、同意可能なアプリのみダウンロードする」「個人情報の入力を控える」など、ケースバイケースで判断しなくてはならない項目については行っている人の割合が低い(10〜20%台)。

 いかがでしょうか。表の数字を見ていると、いろいろ気づくことがあると思うのですが……。
 それぞれについての行政の対応策・取組みについても、
(1)→高齢者に対して常にソフトウェアを最新のものに更新するように呼びかける
(2)→女性に対してウイルス対策ソフトのインストールを呼びかける
(3)→ケースバイケースでの判断が求められる行動についてとくに注意喚起する

 ……のように対応させて考えていくことができるでしょうね。
posted by TP at 15:00| 論文試験対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする