2020年12月26日

「令和2年版 救急・救助の現況」

 総務省消防庁は「令和2年版 救急・救助の現況」を公表しました。
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/
 令和元(2019)年中の全国の救急出動件数は約664 万件、搬送人員は約598 万 人で、いずれも過去最高。
 資料によると、平成11(1999)年における救急出動件数は約393万件。令和元(2019)年は約664万件ですので、20年間で1.7倍に増えました。年齢区分別に見ると、平成11(1999)年の搬送人員のうち65歳以上の高齢者が占める割合は36.9%でしたが、令和元(2019)年には60.0%。背景には、この20年間に進んだ人口構成の急速な高齢化があります。
 救急出動の事故種別構成比の推移もなかなか興味深いです。平成11(1999)年には「急病」による救急出動件数は全体の56.3%でしたが、令和元(2009)年には65.3%まで上昇。「一般負傷」による出動件数も12.1%から15.3%に増えており、明らかに人口構成の高齢化が影響しています。(高齢者は急病やケガになりやすいので。)
 その一方、「交通事故」での救急出動件数は平成11(1999)年に全体の16.4%を占めていましたが、令和元(2019)年には6.5%まで低下。全国の交通事故死者数がこの20年間で3分の1近くまで減少している(9,012人→3,215人)のと符合しています。
論文対策(グラフを読み取る練習)にもなるかと思うので、この資料をぜひ覗いてみてください。(とくに掲載されているグラフを。)
posted by TP at 06:00| その他(更新情報など) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする