2021年03月12日

東京消防庁T類 論文試験対策2021最新版(10)

 「東京が直面している課題」「都民が東京消防庁に期待していること」などをまず挙げ、それをふまえて「消防官としてどう取り組むか」を後段に述べるといったテーマも想定しておきましょう。(Dタイプ。具体的には2011年2回目・2010年1回目などが典型です。ちょっと古いパターンなのですが、復活するかもしれないので。)
 このタイプの論文では、まず「東京の課題」「東京消防庁に期待されること」をきちんと示す必要がありますが、ここで注意したいのはあくまで「東京」ならでは・「東京消防庁」ならではの課題を考えるべきだという点。「生命を守る」「安全を守る」みたいな、漠然とした内容では不十分でしょう。たとえば、

★人口や産業が集中する東京では、災害・事故が発生したときの被害が大きくなりがちだ。さらに、社会環境の変化や世界的な気候変動などを背景に、災害や事故は多様化しつつあるので、防災防火対策に万全を期す必要がある。
★官庁・オフィス街、高層マンション、木造住宅密集地帯……など、首都東京には多種多様なエリアが存在するので、それぞれの地域特性に応じた防災・減災対策を着実に進めていく必要がある。
★外国人住民が増加しているので、日本語を母語としない人々の安全を守る対策の強化が急務だ。
★近い将来、高い確率で首都直下地震の発生が予想されている。東京消防庁としても地域住民や民間事業者との連携を強化し、首都直下地震の被害を最小化するための取り組みを全力で進めていかねばならない。


 ……などなど、あくまで「東京」「東京消防庁」ならでは課題を明確にし、具体的な取り組みを述べていくように心がけてください。
 そのためにも「東京の消防白書」「東京消防庁重点施策」などの資料の読み込みはきちんと行っておきたいものです。こちらで作成している「東京消防庁T類 論文試験対策資料集」もぜひ参考にしてみてください。
⇒ https://tokyoshobosiken.seesaa.net/article/480170929.html

 全体の段落構成は、おなじみの並列構造を使えばきれいに整理されたかたちになるでしょう。たとえば、

 ・東京の現状と、都民が東京消防庁に期待していること
→・これからの取り組み1
→・これからの取り組み2
 …といった具合ですね。


※東京消防庁T類論文の実際の過去問については、以下のページにまとめてありますのでご覧ください。
⇒ https://tokyoshobo.uijin.com/contents03.html
※なお、実際の過去問の答案例やくわしい解説は『東京消防庁消防官T類 論文試験対策テキスト(2021年受験版)』に収録しています。内容については以下をご覧ください。参考にしていただければ幸いです。
⇒ https://tokyoshobosiken.seesaa.net/article/480170884.html
posted by TP at 07:00| 論文試験対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする