2021年04月22日

東京消防庁T類 論文試験練習用課題(対策問題)−4

 それでは最終回となる課題−4を提示します。今回は課題−1・課題−3のような「資料・グラフを読み取る」タイプではなく、また、課題−2のような「組織や仕事」に関わるタイプとも違います。

「新型コロナウイルス感染症に対する消防機関の課題と取り組みについて、あなたの考えを述べなさい。」(800字以上〜1200字程度)

 過去問を見るかぎり、こうした現在進行中の事態、状況にじかに関わるテーマはあまり出ていません。(2016年には試験直前の時期に起きた「熊本地震」について出題されたという例がありますが……。)しかし、出題傾向が変わってこれまでにないタイプのテーマが登場する可能性も否定できない気がしますので、あえてこのテーマを選びました。

[答案作成のヒント]
 いつも通り、答案の構成のしかたをざっと確認しておきましょう。
 与えられたテーマから、「課題」+「取り組み」を述べればよいことがわかります。「課題」の数はとくに指定されていませんので、1つの「課題」に2つの「取り組み」をあげるようにすれば 課題→取り組み1→取り組み2→まとめ という展開になり、課題そのものを2つに分けてそれぞれ取り組みを述べるのなら 課題1→取り組み1→課題2→取り組み2 という展開になります。また、今回の課題では「新型コロナウイルス感染症」について、現状や経緯を簡単にまとめた「前置き」があったほうが自然なので、

(1)現状
(2)課題
(3)取り組み1
(4)取り組み2
(5)まとめ

 あるいは、

(1)現状
(2)課題1+取り組み1  ※「課題」と「取り組み」は別の段落にしてもよい。
(3)課題2+取り組み1  ※「課題」と「取り組み」は別の段落にしてもよい。
(4)まとめ

 こうした段落構成にすると書きやすいのではないでしょうか。
 「課題」「対応策」の中身については、以下のような点にくれぐれも留意しましょう。

★「新型コロナウイルス感染症に対する消防機関の課題と取り組み」となっていますから、消防機関の業務に関わる範囲で考える。(医療機関や教育機関に生じた影響とか、生活困窮者の増加など経済的な問題を取り上げて述べるのは的外れです。)

★「取り組み」(や「課題」)を2つに分けて論述する場合は、うまい組み合わせになるように工夫する。


 東京消防庁のサイトにはずばり「新型コロナウイルスの感染防止対策に伴う対応について」というページがありますから、まずはこれを参考にするとよいでしょう。
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/inf/r02/04/emergency.html
 ただし、ここに挙がっているさまざまな対応、取り組みをそのまま並べていくだけではまとまりません。「対応」を大きく2つ(か3つ)の柱に分け、それぞれに具体的な事例を挙げていくようにしたいですね。

 それではみなさん、自分ならどのような答案を作るか、考えてみてください。

※答案例と解説は5月初めに論文試験対策テキストをお持ちの方を対象とする「追加・訂正ブログ」上にアップする予定です。(アップすればこちらのブログでもお知らせします。)
 論文試験対策テキストについては コチラ をご覧ください。

※これまでに出題した課題は以下の通りです。
・課題−1 消防団員の年齢構成比率の推移 ※グラフ読み取り型
・課題−2 東京消防庁に対する都民の信頼を高めるために必要なこと
・課題−3 高齢者の日常生活事故について ※グラフ読み取り型

※答案の構成のしかたについては、すでにこのブログの「論文試験対策2021最新版(全10回)」記事(3月3日〜3月12日にかけて掲載しています)でくわしく取り上げていますので、ご参照ください。
posted by TP at 08:00| 論文試験対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする