2022年07月01日

東京消防庁T類 面接直前対策記事の一覧(目次)

 東京消防庁消防官T類採用試験の2次試験(面接)が近づいていますね。
 直前対策シリーズ記事(2022最新版)をすでに掲載していますが、ブログの性質上、最初から続けて記事を読もうとするとかなり面倒になってしまっています。そこで、以下にそれぞれの記事を順番に並べておきました。よかったらリンク(赤字)を順にクリックしてお読みください。

★東京消防庁T類 面接試験対策記事2022最新版
(1)面接当日の流れ
(2)志望動機(なぜ消防官を目指すのか)
(3)志望動機(なぜ東京消防庁を目指すのか)
(4)自己PR
(5)併願先・受験歴
(6)これまでの経歴・経験について
(7)集団生活(消防学校)について
(8)友人関係/家族関係について
(9)希望部署/これからやりたい仕事
(10)規範意識・倫理観に関する質問
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2022年06月28日

【面接試験直前対策記事−10】規範意識・倫理観に関する質問

 たとえば「公務員の不祥事についてどう思うか」といった質問はわりとよくあるのだが、こうした質問で気をつけたいのは、「他人事」「外部からの批判」のような答え方にならないようにすることだ。
 「不祥事はあってはならない」のは当然だが、自分自身が公務員を目指す者であることを決して忘れないように。法律・規則をしっかり守り、高い倫理観をもって職務に取り組むつもりだという自らの決意・心構えを明確に語ってほしい。
 なお、2017〜2019年にかけて「面接2回」方式が導入されていたことについてはすでに言及したが、当初、2回目の面接は具体的な事例(ケース)を引いて規範意識・倫理観を問うような内容になっていた。たとえば「飲み会で未成年の仲間が飲酒しようとしている。あなたはどうするか?」といった感じ。
 この手の質問に、「自分ならこうする」と述べるだけでは不十分。自らの見解・判断の根拠がさらに問われるに決まっているからだ。かりに「法や規則はきっちり守るべき」という立場で具体的に答えるとすれば、「法や規則が存在するのはなぜなのか」「組織としてコンプライアンスの意識を高め、不祥事を防止するためにはどうしたらよいのか」といった点までしっかり考えをまとめておくようにしたい。
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2022年06月25日

【面接試験直前対策記事−9】希望部署/これからやりたい仕事

 これも確実に問われそうな項目の一つ。答え方には細心の注意を払う必要がある。留意点を以下に挙げておこう。

★該当する仕事や部署の正式名称はしっかり確認しておく
 あやふやならば採用サイト、募集パンフレットなどでいま一度確認を。

★あくまで消防官志望者の立場から話す
 「取り組みたいこと」「やりたいこと」を述べよ、といった場合にはとくに注意が必要。自分自身のこだわりだけで述べると、「それなら他の仕事(医療関係・警察…など)のほうがいいのでは?」と返されて「・・・」と言葉に詰まってしまうケースがある。「やりたいこと」「取り組みたいこと」は、消防組織の中に含まれる業務から具体的に語ること。「消防官でなくてもそういうことは言えるよな」といったあいまいな内容ではダメ。

★標準的なキャリアコースをふまえて話す
 新人の多くは消防学校卒業後、消防署で主にポンプ隊員として実務を経験し、その後、より専門的な仕事に分かれていく……というのが標準的なキャリアコースになっている。したがって、そうした流れをすっとばし、いきなり専門的・特殊な部署の話題だけを取り上げると違和感を与える可能性もある。かりにかなり特殊な部署をあげるとしたら、念のため「まずは(最初のうちは)さまざまな職場を経験して、幅広い知識・技術を身に付けたい」といった話し方とセットにしておくと無難かも。

★「どんな部署でも全力を尽くす」覚悟を明言する
 希望部署をはっきり特定する/しないは別にどちらでもよいが、いずれにせよ「どんな部署であれ、与えられた職務に全力を尽くす」という姿勢は明確にことばにしておくように心がけよう。面接官としては、「入ってみたけどなんだか思っていたのとは違うから/やりたかった仕事じゃないみたいだから……」といった理由であっさり新人に辞められてしまうのは非常に困るのだ。そういうケースがなるべく起きないように、受験者一人ひとりに消防官という仕事へのこだわり・強い覚悟があるのかを見定めようとするはず。したがって、この手の質問(「希望する部署でなくてもしっかりやってくれるか?」など)に対し、あいまいで煮え切らない答え方は絶対にしないこと。
 言い方はいろいろある。「どんな部署であれ、都民の安全を守る重要な役割を担っていることには変わりありませんから、自分に与えられた持ち場で全力を尽くします。」のような返し方は最もありふれたものだが、それならそれで構わない。
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【面接試験直前対策記事−8】友人関係/家族関係について

 「友人は多いか」「友人からどんな人間だと思われているか」「友人との関わりで気をつけていることは?」「苦手な人とどうつきあうか」といった質問にも気をつけよう。正解の答え方というのが決まっているわけではないが、とにかく、相手方に余計な不安を与えないように答えるのが原則だろう。
 友人関係については「交友関係は(ある程度)広く、円滑な関係を維持できている」という前提で答えるべきだろうし、「苦手な人とのつきあい方」についても、穏当で常識的な答えに徹するようにする。(「まずは相手の立場になって考えてみるようにする」「感情を表に出さず、ふつうにふるまう」「プライベートな部分に深入りせず、適切な距離を保つようにする)」……などなど。)
 家族に関連しては、「あなたが消防官を目指していることを家族はどう言っているか」といった質問が多い。「家族は自分の決断を尊重し、応援してくれている」……といった前提で答えるのが自然だろう。(「家族の猛烈な反対を押し切った」みたいな答え方をされると、面接官のほうが心配になってしまう。)
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2022年06月24日

【面接試験直前対策記事−7】集団生活(消防学校)について

 集団生活(消防学校での生活)については必ず問われると思っておいたほうがよい。「消防学校に入るにあたって不安はないか」、もっとはっきりいえば「消防学校での集団生活に耐えられるか」といった類の質問だ。
 基本的に「問題ない」「不安はない」と明確に答えきることが大事だろう。(そこに不安があるという人は、そもそも消防官のような職種を目指すべきではないのでは?)もちろん、きっぱり答えるだけでなく、そう思う根拠・裏づけも示す必要があるが、「私は〜〜時代からずっと○○部に属しており、一時は寮生活も経験しましたから、集団行動には慣れています」といった程度の説明でべつに構わない。
 また、これに類似した質問として、組織の中での人間関係についての質問もある。「あなたよりも年下の者が上司になることもあるが大丈夫か?」……といったものが典型。こちらも相手方に余計な不安を与えないように、明確に答えきるべきだ。
例:「年齢については気になりません。現在の職場(アルバイト先)でも先輩スタッフは私よりも年下ですが、きっちり信頼関係を築いています。/早く入庁した先輩方から学ぶのはあたりまえのことで、年齢はべつに関係ないと思います。」
 余談だが、消防学校に関する話題に限らず、集団・チーム内での関係について質問されることは多いようだ。「チームの中に規律を守れない人がいたらどうする?」「チームメイトと意見が合わなければどうする?」といった質問はその典型。バランスのとれた答え方を事前に考えておこう。
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2022年06月20日

【面接試験直前対策記事−6】これまでの経歴・経験について

◆大学で何を学んだか
 大学生であれば、「大学で何を学んでいるのか」という質問はかなりの確率であるだろう。場合によっては、高校卒業時点でさかのぼり、その学部(学科)を選んだ理由について訊かれることも。この手の質問に対しては、とにかく、要点をわかりやすくまとめて話すこと。自分の学科や専攻分野について、相手がイメージしやすい説明を事前に準備しておいてほしい。(最近は、具体的にどのような勉強をしているのかがわかりにくい学部名・学科名も少なくないので……。)
 その他、あえて事前に考えておきたいポイントとしては、

★学生時代の専攻がこれからの仕事にどのように活かせるか
 という点も挙げられるだろう。救急救命学科の学生⇒救急隊員といったケースならとくに説明の必要はないが、一見すると消防の業務に関係ないような専攻分野であっても、なんらかのつながりはあるかもしれない。そこを考えておいてほしい。
 なお、社会人経験がある人なら、「勤務先で何を得たか(学んだか)」「勤務先で学んだことをこれからの仕事にどのように活かせるか」を考えておく。ただし、社会人の方はそれに加えて「なぜ仕事をやめてしまったのか/なぜいまの仕事をやめたいのか」を問われる。あえていま消防官への転身を図る理由として納得のいくものを用意しておく必要がある。言うまでもないが、「前職の仕事がいやになったから」といったような消極的な答え方は絶対にNGだ!

◆失敗した経験/困難に直面した経験
 こうしたエピソードを語るよう、求められることもある。むろん、大事なポイントは「失敗」「困難」よりも、事態を打開するために自分がどのような行動をとったのか、その一件から自分は何を教訓として学んだのか、というところにある。消防官の仕事の内容を考えるなら、「失敗」「困難」の経験として挙げるのは、

・原因を特定して対応策を決めるなど、冷静に判断し、行動した事例
・自分一人ではなくチームで(仲間と)力を合わせて対処した事例


 ……であることがより望ましいだろう。
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2022年06月19日

【面接試験直前対策記事−5】併願先・受験歴

◆併願先について
「他の職種も併願しているのか」「本当にここが第一志望なのか」「地元の消防と東京消防庁、両方合格したらどうするのか」といった質問。非常によくあるので、事前に答え方をしっかり決めておくようにしよう。「併願先」を挙げるのなら、その上で東京消防庁が第一志望であることを理由とともにはっきり述べる。
 なお、併願先としてどこまで挙げるかも、少し考えておくとよい。警察や海保、自衛隊……など消防以外の職種も広く併願すると話せば、いったいどれが本命の職種なのかを厳しく問われることが予想されるからだ。説明に自信がないようならば、併願先のいくつかは伏せておいてよいかもしれない。(つまり、併願先として申告するのは同じ消防だけにするとか……。)

◆これまで受験したことがあるか
「これまで東京消防庁を受験したことがあるか」という訊かれ方のほかに、「前回合格しなかったのはなぜだと思うか」「前回不合格になってから何を努力してきたか」といった質問も多い。自分なりに前回の反省をふまえて具体的にこのような準備をしてきた、という内容で答えておけば問題ないだろう。
 なお、その逆に「今回合格しなかったらどうするのか」という質問もありえるだろう。これについても、答え方はきちんと決めておいてほしい。あやふやな答え方はよくない。
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2022年06月17日

【面接試験直前対策記事−4】自己PR

 面接試験において、志望動機と並ぶもう一つの柱は「自己PR」だ。とくに最近の東京消防庁1類の面接カードでは「面接でPRしたいこと」が最初に来ているので、書く内容・話す内容は事前にじっくり練りあげておかなくてはならない。
 まず、「自己PR」を語るさいの一般的な注意点を挙げてみよう。

★自らのアピールポイント・強みは、わかりやすいキャッチフレーズの形で示す。

 「使命感」「向上心」のようなありがち1単語だけでは弱い。いくつかことばを組み合わせて、自分ならではのキャッチフレーズをくふうしてみるとよい。

★アピールポイントを示したら、それを裏づける実績・経験も合わせて述べる。
 あたりまえのことだが、具体的な実績・経験が示されなければ、面接官は納得しない。

★アピールポイントは、消防官の職務に活かせる内容のものにする。
 消防の仕事内容に関連性が強いと考えられるキーワード(の系列)をいくつか例示してみるとすれば、たとえば、

・使命感/責任感……
・チームワーク/協調性……
・積極性/リーダーシップ……
・コミュニケーション能力(正確に聞き取る/わかりやすく伝える/相手の気持ちを汲む)
・向上心/つねに学び続ける心……
・冷静な判断力/広い視野……


 ……などが挙げられる。これらの中で、あなたが自信をもってPRできるのはどの系統だろう?
 なお、いまあげたのは自分自身の性格・職務スキルに関する一般的なアピールポイントなのだが、消防の業務に直結する専門的なスキルや知識を持っている人は、当然それも最大限PRすればよい。
 専門的なスキルや知識の例としては「救急救命士」の資格などが思い浮かぶが、いまの情勢であれば、「(英語や中国語などの)語学力/異文化コミュニケーションの経験」「ICT・デジタル関連のスキル」なども強いアピールポイントになる。
 なお、わざわざ言うまでもないかもしれないが、「自己PR」(アピールポイント)を考えるさいには、これからの仕事のどんな局面でそのアピールポイント・強みを活かせるのか、という説明も一緒に考えておくこと。
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2022年06月15日

【面接試験直前対策記事−3】志望動機(なぜ東京消防庁を目指すのか)

 なぜ他の自治体の消防ではなく、東京消防庁が第一志望なのか? 東京育ちのみなさんんならば「生まれ育った東京のために」……という思いを語って理由とすることができるが、東京以外の出身者にこの手は使えない。また、かりに東京出身者だとしても、これだけでは志望理由としては不十分だろう。「東京」へのこだわりよりも、「東京消防庁」という職場・組織へのこだわりをしっかり語るべきだ。
 東京消防庁が断然いい……と感じている人は多いだろうが、その「良さ」をいったい、どのように語ればよいのか。なかなかことばが浮かんでこない人は、まずは募集パンフレットや採用サイトに目を通して、すでに入庁して活躍している先輩たちがどう語っているのか、東京消防庁がどのように広報しているのかを確認してみるとよい。
 たとえば、最新版(令和4年版)の職員募集パンフレットの.p10〜(「仕事インタビュー」以降のページ)でも、多くの職員が「東京消防庁」を志望した理由について語っている。ぜひ目を通していただきたい。なお、採用サイトにも「職員紹介」というページがあるが、こちらは仕事内容の紹介に重点が置かれており、「東京消防庁を志望した理由」についての言及はほとんどない。ちなみに、2017〜2018年頃の採用サイトの職員紹介ページでは「東京消防庁を志望した理由」についての言及が非常に充実していたので、参考までにいくつか引用しておく。

参考:<採用サイトの職員インタビューで語られていた「東京消防庁の志望理由/東京消防庁の魅力」>(2018・2017)
「数ある消防本部の中から就職先に東京消防庁を選んだ一番の理由は、組織の規模に表される人の多様性を魅力に感じたからです。救急隊やポンプ隊など現場で活動する隊だけでなく、防災指導や予防に特化した職員など、危機管理分野におけるプロフェッショナルが18,000人以上所属する組織は他にありません。」(参考:条例で決められている2022年度の職員定数は18,655人です。)
「東京消防庁は日本一の規模を誇るとともに、世界においても有数の消防機関であり、私が生まれ育った東京の安全と都民の生命・財産を自分の手で守りたいと強く思ったのが東京消防庁を目指した理由です。」
「東京消防庁は、高層ビルが林立した大都市から山岳地帯、海、大島・八丈島といった島しょまで多様な地域を管轄し、多くの人たちの安全を支えていることに重要な存在意義があると思っています。数多くのレスキュー隊員を擁し、より高度な専門部隊としてハイパーレスキューや化学隊、そしてエアハイパーレスキューなどを持っているのも、管内で発生する災害が複雑かつ難易度が高いからで、消防官として自分を高める上でもこれ以上の場はありません。」
「東京の都心部は過密化が進み、建物や施設の高層化・深層化が進んでいます。河川や山もあれば、都市ならではの複雑な災害もある。IRTのような国際援助で重要な役割を果たす機会も含め、色々な経験を積むチャンスに溢れているのが東京消防庁で働く意義・魅力だと思います。」
「東京消防庁には様々な職種・業務があり、自分が予想もしなかった部署に配属されても新たなスキルを身につけることができます。私自身、指令室に配属されるなどまったく考えていませんでしたが、この仕事で様々な知識と経験を得て、ポンプ隊に戻った際にも色々な形で活きました。また、目標を持った職員を応援してくれるのも東京消防庁です。自分を成長させたいと望んでいる方たちにとって、ここは最適な環境だとお勧めできます。」


 採用ページや募集パンフなどの資料を手掛かりに、「東京消防庁ならではの仕事の魅力・やりがい」として語られていることを大まかに整理してみるとすれば、
・組織の規模が大きく、職務の幅が非常に広い
⇒多様な分野の仕事に挑戦できる/(専門的なキャリアをもつ人なら)自分の力を活かせるフィールドがある
・研修制度やキャリアアップのシステムの充実
・日本の政治・経済・文化の中心である首都東京とそこに暮らす人々の安全を守る誇り
・東京が抱える課題は複雑多様化しており、安全に対する都民の関心が高まり、東京消防庁への期待も大きくなっている
 ⇒たいへんだが、やりがいのある仕事だ

 ……といったいくつかの系統に分類できるように思う。自分自身はいったいどういうところに一番強い魅力を感じるのか? じっくり考え、自分なりのことばで説明できるようにしよう。
 東京消防庁が誇る専門部隊、注目すべき制度や取組みなどを取り上げて話そうと考えている人も多いと思うが、その場合にはくれぐれも正しい名称を確認しておくこと。(部隊や部署の名前を間違えてはいけない!)
 余談だが……東京都民ではないみなさん・地方出身のみなさんは、かなりの確率で「なぜ地元の消防ではなく東京消防庁を受けるのか?」と質問される。この質問に対し、あやふやな答え方は禁物だ。(「べつに地元でも構わないのですが……」などと答えるわけにはいかない!)どうしても東京消防庁に入りたい、という熱い思いを伝えるには、「東京消防庁ならではの魅力」を具体的に、はっきり述べる必要がある。
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2022年06月14日

【面接試験直前対策記事−2】志望動機(なぜ消防官を目指すのか)

 志望動機(志望理由)という場合、「(他の職種ではなく)なぜ消防官を目指すのか」「(他の自治体の消防ではなく)なぜ東京消防庁を目指すのか」の2つを分け、どちらについてもしっかり考えておく必要がある。まずは「なぜ消防官を目指すのか」という質問から始めよう。
 消防官を志望する理由としては、おそらくほとんどのみなさんがそうだろうが、「人命救助」に対する強い思いを語る……という方向性でとくに問題はないだろう。「一人でも多くの命を救いたい!」「人々が安全に暮らせるまちを守りたい!」といった志・使命感、さらにはそういう仕事だからこそやりがいがあるのだという確信をストレートに表現すればよい。
 ただ、その気持ちにゆるぎがないことを示すために、
・消防官を目指すに至ったきっかけ(出会い)/決意が固まるまでのいきさつ
 といったエピソードも一緒に語れるようにきちんと準備しておくようにしよう。(これがないと説得力に乏しいので。)
 また、これとはすこし違う路線だと、「消防官こそ、自分の経験や能力をぞんぶんに活かせる仕事だから」……というふうに、なかば自己アピールのような言い方で志望動機(志望理由)を語ることも可能である。その場合は、消防官の仕事内容に直結する「経験」「能力」の中身をはっきり示すことが重要だ。
 よくあるのは、
*集団スポーツ(など)を通じて培った体力、精神力、協調性……を活かして貢献したい
 といった系統だが、技術系・専門系の勉強をしてきた人ならば、
*自らが学んできた△△の知識、経験を人の命を救うために役立てたい
 こうした語り方もできると思われる。ただ、その場合は、自分の専門分野が具体的に消防のどの部署・部門の仕事に関わるのか、きちんと調べて確認しておくこと。(なんとなく役に立ちそう……というレベルでは通用しない。)
 最後にひとつ。「消防官を志望する理由」については、「なぜ民間企業や他の職種の公務員(たとえば警察官や自衛官)ではなく消防官なのか?」という疑問に明確に答えきるような内容か、必ずチェックすることが大事だ。「あなたがやりたいことは、べつに消防ではなくても、他でもできるんじゃないの?」と問いたくなってしまうようならば、まだまだことばが足りていないのだということになる。

※「(他の自治体の消防ではなく)東京消防庁を目指す理由」については、続く【面接試験直前対策記事−3】を参照してください。
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