2019年12月03日

東京消防庁 条件を満たせば蘇生中止を可能に

 12月2日付読売新聞・夕刊に「東京消防庁救急隊 蘇生中止可能に」という大きな記事が掲載されました。先月末より、他の報道各社もすでにこのニュースを取り上げています。
 東京消防庁は12月16日より、患者の事前の意思が明確な場合には心肺蘇生や搬送を中止できるという新たな運用を始めます。これまでは、終末期の患者が延命治療を望んでいなくても、動転した家族がいったん救急車を呼んでしまうと、救急隊としては心肺蘇生措置を行って病院に搬送するしかありませんでした。新たな運用では、患者本人が成人で心肺停止状態であること・事前に本人が医師や家族と話し合い、蘇生を行わないことで合意していること・現場で救急隊が「かかりつけ医」に連絡し、確認できること……などの条件をすべて満たせば蘇生処置を中止できるようにします。
 読売新聞によると、全国の約700の消防機関のうち、100の機関ですでに医師の指示など条件つきでの蘇生中止を認めているそうです。最大の消防機関である東京消防庁が新たな運用を始めたことは他の消防機関にも影響を及ぼすと見られ、今後の動向が注目されます。
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2019年11月10日

#7119 総務省消防庁が子どもむけPR事業

 東京消防庁管内ですでに運用され、最近は認知度も高まってきている「#7119」(救急車を呼ぶか迷った場合に専門家が相談に応じる電話相談窓口)。救急車の適正利用対策の切り札と目され、現在では東京を含む全国10都府県といくつかの政令指定都市に導入され、全国的に広がっています。しかし、全国的にはまだまだ「#7119」への認知度が低いということで、11月8日、総務省消防庁は子育て世帯をターゲットに、子どもたちに人気のあるキャラクターとタイアップしたPR事業を開始しました。

https://www.fdma.go.jp/ (総務省消防庁)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191109-00000013-jij-pol (関連する記事/時事通信)
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2019年09月24日

不急119番 全国調査

 本日(9月24日)の読売新聞(朝刊)に「不急119番全国調査」という記事が大きく掲載されました。みなさん、ご覧になりましたか?
 総務省消防庁が、緊急性の低い「不急の119番」について、初めてとなる全国調査を始めたという内容の記事です。
 救急車の出動件数は全国的に増加しており、現場到着までの平均時間も長くなってきています。出動件数の増加の背景には、むろん「高齢化」がありますが、一方で「不急の119番」が多いことも否めません。本当に救急車を必要とする患者のもとに一刻も早く急行するには、不急の通報をなるべく減らさなくてはなりません。
 今後どのような集計結果が出るか、注目しておきましょう。
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2019年08月28日

東京の消防白書2018

 8月27日、東京消防庁が「東京の消防白書2018」をオンライン上に公開しました。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-kikakuka/gyouseigaiyou/index2019
 326ページもありますから全部読むのはたいへんです。とりあえず、論文対策などの観点から気になる項目だけでも目を通しておくとよいでしょう。(できればプリントアウトも。)
 たとえば、
・第1章第1節 火災の現況と近年の傾向
・第1章第3節 救急活動の現況
・第1章第4節 防災活動の現況
・第2章第9節 国際化への対応
 ……あたりは優先順位が高いと思います。

※後日、重要な項目を引用、抜粋した資料を作成する予定でいます。
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2019年08月14日

住宅用火災警報器(住警器)の設置率調査結果

 先日、総務省消防庁が住宅用火災警報器の設置率などの調査結果(今年6月1日時点)を公表しました。
https://www.fdma.go.jp/
 全国の設置率は82.3%、条例適合率は67.9%です。(簡単に言うと、設置が義務づけられている住宅の部分のうち1箇所以上住警器が設置されている世帯の割合が「設置率」。一方、設置が義務づけられている住宅の部分すべてに住警器が設置されている世帯の割合が「条例適合率」。)
 なお、東京消防庁管内の設置率は89%、条約適合率は72%と、全国平均を上回っています。
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2019年06月26日

救急隊の蘇生中止容認 広がる

 6月25日付の朝日新聞(朝刊)に、「蘇生中止容認 広がる」という記事が掲載されました。
https://www.asahi.com/articles/ASM6S5T1CM6SULBJ017.html
 高齢の末期患者らが心肺停止状態になったとき、家族が思わず119番通報をしてしまい、救急隊が駆けつけることがよくあります。しかし、救急隊員が蘇生・救命措置を行おうとすると、本人が蘇生を望んでいなかったということで家族側が処置を拒否。現場で対応に苦慮するといったケースが非常に増えているのです。
 「家族に説明、説得をして蘇生措置を行う」という消防本部がいまも多いようですが、かかりつけ医の指示を受けることなどを条件に蘇生中止を認める消防本部も増えていることが朝日新聞の調査でわかりました。
 高齢化の進展を背景に、このようなケースは今後ますます増えます。現場の救急隊員、患者家族の双方にかかる精神的な負担などを考慮すると、やはり国のレベルでも明確な基準・ルールが必要ではないでしょうか。続きを読む
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2019年05月29日

災害情報 5つの警戒レベルに

 5月27日付朝日新聞に「避難情報 わかりやすく」という記事が掲載されていました。ご覧になりましたか?
 災害時には気象庁や自治体から防災気象情報、避難情報が出され、避難が促されます。しかしながら、情報を受けても実際には避難しない人も多いのが実情です。昨年7月の西日本豪雨では、200人以上もの犠牲者が出てしまいました。気象庁や自治体の情報が迅速な避難行動につながらない背景には、避難情報がわかりにくいことがあると考えられます。そこで、政府の中央防災会議は、気象庁や自治体が出す情報を具体的にどんな行動が求められるのかという観点から5つの警戒レベルに整理しました。

・警戒レベル1:災害への心構えを高める
・警戒レベル2:避難に備え、行動を確認する
・警戒レベル3:高齢者などが先行して避難
・警戒レベル4:全員避難
・警戒レベル5:命を守るために行動

 たとえば気象庁では今後、各種情報を伝えるさい、どのレベルなのかを示すようになります。「レベル4」なら全員が避難する……というふうに、具体的にどう行動すべきかがすぐわかるようにするのがねらいです。
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2019年05月09日

東京消防庁公式アプリ

 5月9日、東京消防庁はスマホやタブレット端末に対応する公式アプリの配信を開始しました。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/inf/app/index.html
 アプリでは救急受診ガイド、救命措置のやり方、防災気象情報、など多彩な情報を利用できます。日本語の他に英語、中国語、韓国語に対応。マスコット「キュータ」とのチャット、ミニゲームなどのお楽しみコンテンツも。外国人観光客・外国人住民はもちろんのこと、スマホを使い慣れている若い世代への普及も期待されます。
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2019年05月02日

「地域防災力の一層の充実強化」に関する大臣書簡

 4月26日付で、総務大臣が都道府県知事及び市区町村長に対し、「地域防災力の一層の充実強化」に関する書簡を発出しました。書簡の内容はHP上で公開されています。
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/190426tibouhoudou.pdf
 書簡において、総務大臣は地方自治体の長に向け、
・今後を見越して地域防災力の充実強化をどのように図っていくかを、住民、事業者などと議論すること
・とりわけ、地域防災力の中核的役割を担う消防団の充実強化を図ること
・そのためにも消防団員の確保に向けた取組を進めること
 ……の3点を要請。
 全体として、地域における消防団の役割の重要性を改めて強く訴える内容になっています。短いもの(全文で1300字足らず)なので、ざっと目を通してみては?
 なお、東京消防庁管内の消防団に関しては、東京消防庁の広報テーマ2019年4月号に取上げられています。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/camp/2019/201904/camp1.html#fire_department05
 消防団の活動内容はもちろんのこと、特別区の「学生消防団活動認証制度」「消防団協力事業所表示制度」などについても、いま一度、名称や内容を確認しておくとよいと思います。(論文の答案中に言及することも考えられるので。)
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2019年04月21日

統合機動部隊の新設

 東京消防庁は来年のオリンピック・パラリンピックをひかえ、「統合機動部隊」を新たに発足。報道各社が報じています。
 統合機動部隊はおもに東京でのテロに備えた専門部隊です。迅速な対応を可能にするため、特殊救助や化学災害などの部隊を統一的に運用します。20日には運用開始式に続き、スクランブル交差点での爆弾テロを想定した訓練が行われ、最新の機能をもつ指揮車「コマンドカー」もお目見えしました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190420/k10011890511000.html
https://www.sankei.com/affairs/news/190420/afr1904200004-n1.html
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